やまがた「探究型・SDGs」教育旅行

所要時間	６０分

　ながめやまバイオガス発電所が立地する飯豊町は、日本三大和牛といわれる
「米沢牛」の４割を生産する一大生産地です。町では特産品である「米沢牛」の生産拡大を目指していますが、農業従事者の減少、牛ふんの処理や発生する臭気対策等の解決すべき問題も山積していました。
　また、東日本大震災では、人的な被害は無かったものの震源から遠く離れたこの地でも停電が発生し、非常時の電源確保をどうするかという新たな課題も発生しました。
　そのような中で、東北おひさま発電株式会社は子どもたちの未来のために「自立した地域」を創ることを決意し、設立しました。太陽光発電からスタートし、小水力発電、バイオガス発電に取り組んでいます。エネルギー自給、環境保全、地域資源の活用、循環型社会の実現について学びます。

学習のポイント

●牛舎に隣接して建設された「ながめやまバイオガス発電所」。パイプラインで排泄物（牛ふん）を自動収集し、発酵して発生させた「メタンガス」で発電しています。以下のような課題にどう取り組んでいるのでしょう。是非現地で、確認してみて下さい。
①牛ふんをどのように処理してる？発生する臭気対策は？
②発電出力をあげるための工夫は？
③生産された堆肥や液肥はどうしてる？

事前学習

●再生可能エネルギーの種類、特徴について調べてみよう。
●自分の住む地域で活用できそうな資源について調べてみよう。

現地学習

●「ながめやまバイオガス発電所」設立の経緯、概要説明
　（３０分）
●施設見学（３０分）

事後学習

●自分の住む地域の資源を活用して、どんな循環型社会の構築ができるか話し合い、まとめてみよう。