ダリア日記

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「花粉の旅の仲人(花色と虫たち)」

色とりどりの花達、多彩な色彩はとても不思議。
植物は根と茎と葉と花でできている。根は見えず、葉は緑、茎は薄緑か茶色であり、それぞれの区別には草姿の大小や形の違いがあるものの、花の色で識別することが一番容易である。
さて、花弁の色は何のためにあるのか。

花の色は、花粉の受粉を助けてもらうために、虫を呼び寄せるためのものです。「虫媒花」と言われる花たちは、自分では受粉(精)が難しいために、ヘルパー(チョウやハチ等)を仲人として呼び寄せ、甘くおいしい蜜を与えながら子孫を残しています。

さて、花の色と昆虫たちの相性が「花の科学」という本に載っていたので紹介します。(なお、花色だけの相性ではない場合もあるようです)

◆チョウ(チョウ媒花) チョウが識別しやすい鮮やかな赤やオレンジ色の花びら
◆ガ(ガ媒花) 夕方から夜に活躍するガのため、白花や黄花をつける
◆ハチ(ハチ媒花) 紫青から黄色の花、赤花は少ない
◆ハエ(ハエ媒花) 褐色あるいは白花、強い臭いが特徴のものが多い
◆アブ(アブ媒花) 白色あるいは黄色の花びら
◆甲虫類は(コガネムシ等)、雑食のためなんでもチャレンジする傾向にある

◇山や野に咲く花に「赤」が少ないのは、昆虫にとってあまり魅力的な色でないため。
2010.09.09:acocotori:count(3,856):[メモ/ダリアの生理学]
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