小野川温泉 吾妻荘

小野川温泉 吾妻荘
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  湯元坂本屋をなのっていた名湯の宿 吾妻荘
  の大浴場。お風呂場に近づくと硫黄の匂いが
  温泉情緒をかもしだします。高温ラジウム日本一
  と謳ったように今もラジウムが温泉法の定義に
  かなう分量含まれています。
 

 まだ一ヶ月ですが、走り回ってお互いに
 かみついてじゃれます。喧嘩をしたり
 寝るときは頭を相手にのせたり、兄弟って
 良いですね。


 この石碑は、大正10年に建てられたものです。
 碑文を読むと明治34年から20数年、参道の石段を
 上って奥まった所に仮のお堂が建てられていたようです。
 大正9年8月8日再建され、冠句が奉納されています。
 

  御堂を建て 霧の湯端に 彩光る
                                             
 
 御堂をたてという句がたくさん並んでいますが
 喜びが伝わってくるようです。
  


  玄関正面、山菜が自生する手作りの自然庭園
  に足湯ができました。丸太細工がよく似合い
  ますね。

 これは、明治36年の版画に載った湯の神様で、
 右端に尼湯、左上に薬師堂とみえ
 参道の階段を上って奥まったところに、
 34年に薬師堂が消失した後、仮のものが建てられ
 大正9年に現薬師堂が再建されたものと考えられます。
 枠外に載った下の絵がそれ以前のお堂の姿を伝えている
 ようです。
 享保15年湯端に開眼供養と金乗院再建史に載って
 いますから江戸中期に薬師如来が安置されたようです。



 明治34年、35年、小野川温泉は
 二度の大火にみまわています。今の薬師堂は 
 大正九年に再建されたものです。
 吾妻荘の旧館は、戦後に新潟の宮大工さんが建てたもので
 木造3階建て。ざら板ぐらいは、釘でとめてありますが
 組み手で作ってあって、ボルトなどの金物は使っていないものです。
 長年の経験と手の業で建てれた建物は独特の風合いがあります。
 壁は、土壁です。


        名湯の宿 吾妻荘公式ホームページ
早川文庫に「シーラという子」という本があります。
 トリイ・ヘイデンは情緒障害や自閉症の子を扱う特殊学級
 の教師ですが、シーラという6歳で傷害事件を起こした
 手に負えない貧困家庭の子を葛藤をへながら愛と忍耐
 で次第に更正させていく実話を記し世界的なベストセラー
 になった本ですが、教育に悩む教師、子育てに負けそうな
 母親、子供の成長を考える父親の皆さんに読んで欲しい本です。
 愛について考えさせ心の底から力のわいてくる本です。
 今年は、雨の多い年で土砂災害も多いようです。
 涼しいのは、助かりますが螢はたくさんはとびません。
 静かに雨にぬれる温泉街です。
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