スモークハウスファイン日記

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無添加手作りハム・ソーセージ-スモークハウスファイン

以前ブログに書いたものです。
今日の倫理法人会でも話させていただきました。


父の日も近いので私のお父さんを紹介したいと思います。

私のお父さんは34年間、有機農業をしています。私が母のお腹に宿した時から始めたそうです。

昭和48年は今と違い有機農業はあまり馴染みのない農業だったそうです。

近代農業が主流でなるべく体に負担がないようになおかつ沢山収獲できるようにと。その逆をするのだからクレイジーです。周りの人や祖父にも何べんも反対されたそうです。

ただ、ただお腹の赤ちゃんに化学肥料や農薬のかかっていないモノを食べさせたい一心だったと思います。

私はそんな気持ちは知らずドロだらけの母や堆肥でくさい父が嫌いで、

親への反抗心も有ったか無かったかは忘れましたが高校を退学になってしまい母と父にはダメ息子で恥ずかしい思いもしたんだろうなぁ

男同士てことで父親とはライバル心むき出しで言うこと聞きたくないもんですよね?(俺だけ?)

母が亡くなって家に女が来るようになってからは私とは犬猿の仲で実家は近いのですが盆正月くらいし帰りませんでした。

父の話になると私は悪たればっかり言ってました。しかしあとで聞くと父はファイン自慢や息子自慢してくれました。ぜんぜん知りませんでした。

ある時ファインに珍しく来て大事な話があるって・・

実はお父さん肺ガンになったがら治療するのに保証人になってくれって。

俺はいやだね!俺らに内緒で入籍した時あるのに(今は居ません)何で保証人になんなねて。
結局、保証人になったのですが。

検査結果は末期ガン、早くて1ヶ月です(ガーン)

そこから半年間、いろいろな方に沢山の応援、援助いただきました。六月にガンが分かり何とか植えた野菜や米を収穫したいと妹や周りの方手伝ってもらい何とか収穫しました。

やっとその半年間は親子らしい関係になりました。



お父さんがある時「琢朗お前一流になったなぁ、オレ何も悔いねなぁ、早く死ぬけどやることみなやったくいねなぁ」て言ってくれました。

1月3日に緊急入院して先生が私たちにここから長丁場になります覚悟してくださいって、ここから肺ガンは大変だからモルヒネ打ちますねって、しかしお父さんはその日に薬の準備してる間に死んじゃいました。
「箱根駅伝見ながら早いもんだなぁ、早がったなぁ」て私たちに迷惑かけれないって気を使ったんだと思う。

葬式は長引くと隣組の方も大変だからって正月で会社関係休みで知らせ出来ないけど仕方ないなぁって、すぐ葬式したのですが人がどんどんどんどん来てくれて葬儀場の過去最高の人が来てくれましたって担当者が会社の関係の人も来れる日だったらうちではとっても出来ませんでしたって

葬式がその人がどう生きたかわかるって言う人がいますが、百姓のオヤジでしたが誰よりも濃く愛のあふれる生き方だったのでしょう。



お父さん
私が生まれる前から愛情注いでくれたお父さん。

私が悪たれ言ってても応援し続けてくれたお父さん

いつも強くてでも不器用なお父さん

今の私はどうでしょう?

自慢の息子でしょうか?

沢山もがいて、もがいて、もがいて、悔いの無い生き方しますよ。


お父さんが大好きです。涙でキーボードを打つのが大変です。

私の財布にはいつも父と母が見張っています。コツコツがんばります


2009.10.22::count(3,444):[メモ/コンテンツ]
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