観光農業のカリスマ 工藤順一

▼やまがた農業フォーラムでの講演

平成18年1月24日〜25日、天童温泉「天童ホテル」で「平成17年度やまがた農業フォーラム」が開催され、私が午後からの講演を担当いたしました。
このフォーラムは、山形県指導農業士会、山形県が主催で行われるもので、県内の農業者(農業士ほか)及び農業に関心のある方が対象で、これからの農業、農村のあり方を探る討議や情報交換を通じて、農業者としての資質の向上を図り、山形県の農業の理解に対する意識高揚を目指すものです。当日は、JA中央会はじめ、東北農政局農政事務所や山形統計情報センターからもご参加頂き、118名の席上で講演を行うことになりました。

〜次第〜

●山形県農林水産部次長 石黒清秀氏 挨拶
●山形県経営所得安定対策等推進班 技術主幹 芳賀泰典氏 講演
  「新たな経営所得安定対策等について」
●観光農業のカリスマ 工藤順一 講演
  「元氣のある農業をめざして」
●グループ討議
  @次代の担い手と農業のゆくえ
  A環境と調和した農業をめざして
  B信頼される産地づくり
  C田舎の食文化を考える
  D食の安全安心
  E世界に向けた農産物出荷
  F自然の中でいきること自然を相手に稼ぐこと
  <グループ毎のテーマ>
   A…@、B…ABE、C…D、D…CF
●山形県指導農業士会平成17年度総会
●情報交換会

〜講演の内容(抜粋)〜

元氣の「氣」は米であり、それがパワーの源であること。日本の経済復興の大きな要素として米・穀物があった。事業を成功に導くためには根気よく継続することが重要である。そのためには「米」(エネルギー)を食べることである。「気」がダメの「メ」ではパワーが生まれない。

山形にははっきりした四季があり、春夏秋冬それぞれに食の旬がある。食卓の彩りがある。いま消費者が求めているのは、まさにその旬であり、食の安全・安心といった生産者の顔が見える商品。是非、自分の商品に自信を持ちその魅力を大いにPRして貰いたい。地産地消も単なる地元消費だけに留まらず、「地笑」(ドラマ)「地商」(継続した経済効果)がなければならない。

〜グループ討議に対する感想〜

実にタイムリーなテーマ設定であると感じた。山形の農業が世界に目を向けるなど、今後の展開が楽しみな話し合いの内容であり、変革の流れを掴む一歩であると実感した。

この度のフォーラムは、全般的にとても内容が濃く充実したものになった。



2006.01.27:観光カリスマ/工藤順一

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