レインボープラン推進協議会

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近年、長雨や大型台風の頻発など、異常気象が多くなり各地に被害が
出ています。東北の長井でも、時折スコールのように雨が降ることがあり
農作物の栽培管理には注意していましたが、ついに当農場でも強風の被害に
遭ってしまいました。

10月7日から8日にかけて吹き荒れた暴風雨は置賜地方にも襲いかかり、
当農場の雨よけハウス1棟が引きちぎられ、あたかも竜が昇天するような形に
破壊されました。また、隣の1棟も大きな穴が開いてしまいました。
   
被害額は20万円を超えそうで、NPOが農業共済の被保険者になれなかった
ことが今更残念でなりません。

今年は、供給額(売上額)が予算を超えそうだと喜んでいた矢先の被害に、
「農業は自然との闘いだ!」のことばが
痛いほど思い知らされた出来事でした。(※お見舞い申し受け中)







秋晴れの9月29日、近くの幼稚園の年長児50名が5月末に田植えをした
田んぼの稲刈りをしました。

竹田理事長が「皆さんが植えてくださった稲が立派に実りました。
今日刈り取ったお米で今度は餅つきをしましょう。
田んぼにはイナゴやバッタ、土の中にはドジョウもいるんだよ」とのお話に
園児は目を輝かせ作業に入りました。

園児の作業は、機械で刈りとった稲束を稲杭まで運ぶ作業。
中には一人で3束も運ぶ園児もおり、刈り取り作業が追われるほど。
イナゴを見つけて追いかける子もおり、みんなでいい汗をかいた2時間でした。











毎年いちごの収穫が一段落する時期に開催している「早苗振り」が、
今年も6月29日夜、館町公民館で開かれました。

早苗振りは、会員とボランティアの皆さんが、ともに親睦を兼ねて
収穫の喜びと作業の反省を語り合い、
これからのボランティア活動に役立てようと開かれているものです。

当日は、理事長から、日ごろの活動に対するねぎらいのことばと、
供給額(販売額)が昨年同期を若干超えていることの報告がありました。
また、農作物の生産と供給事業が皆様のおかげで軌道に乗りつつあるので、
今月から障害を持つお二人の男性迎え、「生きがい支援事業」として
農作業のボランティア仲間に加わっていただいたこと、
これまで鉄分がある地下水で飲み水に不自由していたが、
このたび、上水道の敷設申請をしたことの報告がありました。

参加者は27名、カラオケの準備もしましたが、自己紹介と一言コメントの
延長でお互いに話が弾み、歌はそっちのけで、あっという間の3時間でした。
今年から会員になった消費者からは、
「ここの農作業ボランティアに参加してからは、野菜を買うときの視点が
違ってきたし、野菜つくりの楽しさがたまらない」と
生産者と消費者の架け橋がまた生まれ、更に広がる予感をしました。
    
なお、会員の募集は、いつでも受け付けています。
年会費は(一口)一般会員2,000円、賛助会員5,000円、
初年度のみそれぞれ入会金として2,000円を頂いています。

農作業は多様で、今はミニトマトとキュウリの収穫が主、
毎日の収穫作業で、熟れ過ぎや規格外で一般商品にならないものの
おすそ分けがあり、これがボランティアの魅力のひとつになっているようです。
(皆さん、いちごジャムつくりなど盛んだったようです。)

ボランティアには労賃は支払いませんが、農作業に従事することで
必要となる諸経費の一部を支援するため「ボランティア参加支援費」を
1時間当たり300円給付しています。 

関心のある方は、長井高校の南側通りに面したビニールハウスの
農場を訪ねてみてください。


竹田理事長のあいさつ


 五月晴れの5月22日、借り受けた田んぼの一角で
近くの幼稚園児とその父兄による皆さんで田植えをしました。

 この企画は、市民農場が食農教育の場として農場を利用して
欲しいとの呼びかけにより実現したもの。
農場のボランティアから説明を受けたあと、一斉に田んぼに入りました。
最初は、怖がっていた子供たちも土の感触に吸い寄せられたように
はしゃぎながら泥だらけになって田植えを体験しました。
父兄のほとんども田植えは初体験。
終了後の話し合いでは食の安全にまで話が弾み、
有意義なひと時だったと参加者から感謝されました。

秋には収穫したお米で餅つきすることを約束しました。







農場は今イチゴの収穫最盛期。
連休も無く毎朝5時半からボランティアの皆さんによる
摘み取り作業が続いています。

摘み取ったイチゴは選別され、朝のうちに直売所に届けられます。
勿論、レインボープランの認証マークがついた「安全が売り」。
果汁たっぷりは「宝交早生」、山形県が作った「おとめ心」は
歯ざわりも甘さもある人気品種。
どちらも好天続きのあとが賞味抜群でお買い求めどきです。
太陽の恵みは偉大ですね。

さて、連休明けの7日、ミニトマトの最初の誘引作業をしました。
1本の苗をV字型に2本仕立てにする作業、
脇芽をかきとり麻紐に絡めてこれからの収穫作業をし易くする大切な作業。
初体験のボランティアは要領を飲み込むのに悪戦苦闘。
慣れないうちは、大切な枝を間違って掻きってしまうことあり、
ボランティアと言えども経営に結びつく
作業の厳しさに気を引き締めて取り組んでいました。

1昨年定植のアスパラガスがようやくすこしずつ
収穫ができるようになりました。
本格的な収穫は来年以降になりますが、
力強く伸びた生命力に感動しながら収穫作業を始めています。

5月に入り、キュウリの収穫も始まりました。
最近は、口コミで農場に直接お買い求めになられる市民が多くなりました。

イチゴ、アスパラガス、キュウリみんな収穫は早朝作業、
日が昇る前の収穫が作物の味を最高に引き出すコツ。
ボランティアの皆さんの早朝作業により、
安全で美味しい農産物を市民の皆様にお届けできるのです。


収穫最盛期のイチゴ




収穫が始まったアスパラガスとキュウリ


作業前のミーティング。
「収穫は、これまでの苦労の結果が消費者に届けられる
最後の作業になります」と。


イチゴは色付き、形の選別に苦労します。


選別、計量作業が一気に進められるが、消費者として
ボランティアの目が厳しくなる時でもあります。





ビニールハウスが押しつぶされるのではと心配した豪雪も
あっという間に消え、春の農作業が始まりました。

4月の天候はまだまだ不順、ビニールハウスの中は陽が照ると30度を超し、
曇空に覆われると軽く10度を切ってしまいます。
このため温度管理には日に何度もハウスの開閉を繰り返さなければなりません。

ビニールハウスの中では、ミニトマトとキュウリの定植が済み、
昨年10月に定植したイチゴが色付きはじめ、収穫が始まります。

このほど、イチゴの出荷を前に、摘み取りとパック詰めの講習会が開かれ、
初体験のボランティアさんが熱心に指導を受けていました。

農場では、昨年から朝どりイチゴを直売しており、
みなさんにおいしい安全なイチゴとして喜んでいただいております。
フットパスの散策のついでにお立ち寄りください。
(直売は「直売のぼり」の立っている早朝8時すぎまでの時間帯だけです。)



「宝交早生」は傷みやすいイチゴ、美味しさゆえに人気が続いています。
「摘み取りとパック詰めは細心の注意を」と指導する理事長


直売所で食べるのが最高の味!
写真のイチゴは柔らかで糖度の高い「宝交早生」


ミニトマトの定植、6月下旬には収穫が始まります


一苗一苗やさしく植えつけます