レインボープラン推進協議会

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台所用洗剤の主成分「界面活性剤」を勉強中です。界面活性剤には前回紹介
した泡立ちを良くする働きのほか、水と油を混ぜ合わせる働きや、泡を消す働
きもあるそうで、それらの合わせ技で汚れがスッキリ落ちるんですね。

洗浄だけでなく、界面活性剤には多くの種類と性質があり、うまく組み合わ
せて殺菌とか帯電防止とか様々な性能を発揮するらしいです。身の回りを改
めて見てみると、柔軟剤や消臭芳香剤、殺菌消毒剤、化粧品、医薬品、食品、自動
車…日常生活のあらゆる場面で界面活性剤が働いていることにビックリ。農
薬にも、散布の安全と省力化を図り微量で効果が出るよう配合されているし、
産業界では「困ったことは界面活性剤に聞け」と言われるほどだそうです。
実は界面活性剤に「何となく悪そう」なイメージもあった私ですが、便利で
衛生的な生活はその恩恵だと知って、物事はいろんな面を見なければ…と反
省しました。うちの子にも教えちゃお!             (続く)

「生ごみに付いた台所用洗剤がコンポストに残るのでは?」という質問を
いただきました。確かに、排水口の生ごみに洗剤の泡がかかるのを見ると気に
なってしまいますね。私は化学はあまり得意でないのですが、あの手この手で
調べてみたいと思います。
「そもそも洗剤の泡って何だ?」と思い、店頭に並ぶ台所用洗剤の表示を見
てみると、大部分の商品の主成分は「界面活性剤」。本やウェブサイトによれば、
異なる2つの物質の境界面に働いて性質を変える物質のことです。例えば、水
をバシャバシャしてできる泡はすぐ消えるけど、洗剤を加えると泡立ちが良
く消えにくくなります。これは界面活性剤に、泡が割れる力を弱めて泡ができ
やすくする働きと、泡の膜を強くする働きがあるからだそうです。泡の秘密は
界面活性剤にあり!ですね。ちなみに抹茶が泡立つのも、茶葉に含まれる天然
の界面活性剤の働きだとか。うちの子にも教えちゃお!      (続く)

「生ごみに漬物などが入っていることがあるのでコンポストは塩分が多い
のでは?」「塩類障害が出るのでは?」という疑問にお答えします。

専門機関の研究によれば、植物の生育に影響する塩化ナトリウムの濃度は
5%以上です。コンポストの塩化ナトリウム含有量は乾物当たり0.3〜1.3%で、
一般に流通している堆肥と変わりません。成分の流亡が多い露地栽培で常識
的な量(0.5〜2t/10a)を施用するには問題ありません。 
「塩類」はいわゆる「塩」ではなく、土壌や肥料、堆肥に含まれるカリウム、ナ
トリウム、硝酸などの総称です。肥料成分として植物の生育に必要ですが、過
剰に集積すると生育障害を起こす心配があります。コンポストの塩類濃度は
畜産堆肥と同等の範囲(EC7前後)にあり特に問題ありませんが、他の堆肥と同
じく、成分の流亡の少ない施設栽培では土壌の状態や併用する肥料などを考
慮して施用量を調整してください。

長井市では、台所の生ごみを収集して堆肥化し、農地などの土づくりに有効活用する「レインボープラン」を実施しています。
できた堆肥「レインボープランコンポスト」をより多くの市民の皆さんにご利用いただくと、いっそう取り組みが進みます。これから農地や自家菜園の土づくりを始める皆さん、ぜひレインボープランコンポストをご利用ください。 
コンポストは、土の通気性、保水性、保肥性が向上したり、土壌微生物層が豊かになって病気にかかりにくくなるなど、植物が育つ環境を整える土壌改良の効果が期待できます。
 
レインボープランコンポストは…
★JA山形おきたま長井グリーンセンター(中道 TEL 84-2126)でお求めください。
(10kg袋215円、バラ売り2625円/t) 
★1坪(≒3.3�屐砲△燭�7〜10�圓鯡椣造謀擇忙局曚靴胴民燭靴討�ださい。1〜2週間で土になじみます。
★窒素、リン酸、カリウムの肥料成分と、鉄、亜鉛などの微量要素を含んでいますが、化成肥料のような即効性はありません。生育過程に合わせて肥料で補ってください。





 レインボープランコンポストセンターには、市内の小中学校の皆さんが見学に来てくれます。昨年11月に見学に訪れた長井小学校4年生「にじいろ会」の皆さんからの手紙の一部を紹介します。

「ぼくは初めて、あんなにくさい生ごみが野菜のえいようになるんだと知りました。これからは、生ごみ以外の物はいっしょに出さないように気をつけます。」

「生ごみは、最初気に入らないにおいだったけど、土になるといいにおいなんだなと知りました。」

「ゴミはきらいだったけど、「宝物」だと知って、好きになりました。」

「これからもレインボープランをつづけていってください。」



レインボープラン栽培に参加して

寄稿:小関 進さん(九野本)

 私は数年前に職場を定年退職し、少しばかりの畑作と稲作を継いで、仕事の合間に習得してきた農業で余生を過ごすことにしました。まだ手探りではあるものの、何とか販売できるまでになりました。
 田畑を継ぐにあたり気になったのがレインボープランです。私は食品販売の仕事に40数年携わってきましたので、レインボープランのことは知っていたつもりでしたが、「レインボー堆肥は塩分が多い、他の堆肥より劣る」といった世間のうわさを信じていました。
 しかし、それは誤解であると聞いて栽培に参加してみることにしました。実際に取り組んでみると、レインボー堆肥は扱いやすく、成分検査等によって安全性が確認されていることもわかりました。栽培を始めて数年が経過しましたが、今まで何の問題もありません。様々な野菜にレインボー堆肥を使っており、特に行者菜の栽培では、私にとって無くてはならない資材です。他の堆肥に比べ成分面で劣る場合も確かにありますが、肥料で補える範囲なので問題とは感じていません。
 全国から注目されてきたこの取り組みが、なぜ伸び悩んでいるのか?全国的な農業の担い手不足、手間のかかる野菜づくりなど様々な要因がありますが、一番厄介なのは世間の誤解では、と感じています。もっと多くの市民にレインボープランを正しく知っていただき、取り組みが長井市だけでなく全国に広まることを願っています。
 生産者同士の話し合いでは、担い手不足について、生産団地化による効率化と新規就農者の育成を図ってはどうか、などのアイデアも出されます。私は、初期費用が高い園芸用ハウスをレンタルするのも良いと考えます。農地の有効利用のためにも、多面にわたる周囲の理解と行政の導きがもう少し必要ではと感じます。やる気のおこる育成策は地元の農家にも良い刺激になると思いますので、取り組みの拡大を期待します。

(広報ながい 2020年2月1日号 虹の郷発希望行き 掲載)