レインボープラン推進協議会

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毎年いちごの収穫が一段落する時期に開催している「早苗振り」が、
今年も6月29日夜、館町公民館で開かれました。

早苗振りは、会員とボランティアの皆さんが、ともに親睦を兼ねて
収穫の喜びと作業の反省を語り合い、
これからのボランティア活動に役立てようと開かれているものです。

当日は、理事長から、日ごろの活動に対するねぎらいのことばと、
供給額(販売額)が昨年同期を若干超えていることの報告がありました。
また、農作物の生産と供給事業が皆様のおかげで軌道に乗りつつあるので、
今月から障害を持つお二人の男性迎え、「生きがい支援事業」として
農作業のボランティア仲間に加わっていただいたこと、
これまで鉄分がある地下水で飲み水に不自由していたが、
このたび、上水道の敷設申請をしたことの報告がありました。

参加者は27名、カラオケの準備もしましたが、自己紹介と一言コメントの
延長でお互いに話が弾み、歌はそっちのけで、あっという間の3時間でした。
今年から会員になった消費者からは、
「ここの農作業ボランティアに参加してからは、野菜を買うときの視点が
違ってきたし、野菜つくりの楽しさがたまらない」と
生産者と消費者の架け橋がまた生まれ、更に広がる予感をしました。
    
なお、会員の募集は、いつでも受け付けています。
年会費は(一口)一般会員2,000円、賛助会員5,000円、
初年度のみそれぞれ入会金として2,000円を頂いています。

農作業は多様で、今はミニトマトとキュウリの収穫が主、
毎日の収穫作業で、熟れ過ぎや規格外で一般商品にならないものの
おすそ分けがあり、これがボランティアの魅力のひとつになっているようです。
(皆さん、いちごジャムつくりなど盛んだったようです。)

ボランティアには労賃は支払いませんが、農作業に従事することで
必要となる諸経費の一部を支援するため「ボランティア参加支援費」を
1時間当たり300円給付しています。 

関心のある方は、長井高校の南側通りに面したビニールハウスの
農場を訪ねてみてください。


竹田理事長のあいさつ

3年目を迎えた「寿限無講座」の今年のメインテーマは
「地域と共に子供達の食を考える」。

1〜2回目は子供達の学校給食の現場で実際に
『食』に携わっている調理師の方のお話と調理実習を行い
たくさんの方に参加していただきました。

3回目は、「健康な体は健康な食材(野菜)から、健康な食材(野菜)は
健康な『土』から」と、「食」の源である「土」をテーマに
「家庭で役立つ土づくり」と題して開かれたもの。

担当の「企画交流部会」では、食べ物と土の関係をみんなで考え
作る人、食べる人の距離をなくして、子供達はもちろん
大人達もより健康な暮らしを見直そういう考えから企画したとのこと。
      
6月25日に開かれた会場は、蕎麦で有名な長井市伊佐沢の
「蔵高宿(ぞうこうじゅく)」。
ここの店主でレインボープラン推進協議会の「土づくり・環境部会長」
でもある金子宣興さんがメーンの講師。
  
おいしい農産物を育てるには土つくりが重要、そのため「ぼかし肥料」が
有効であることを力説された。
特に、金子さんは理学博士・中嶋常充さんから医・食・農の関連について、
土が如何に重要であるかの話を伺い「目からうろこ」だったことを紹介、
中嶋さんの著書から刺激をうけ、ぼかし肥つくりに情熱を燃やしている
ことを、ご自分の畑を見ていただきながら説明されていました。

また、長年レインボー野菜を生産出荷し、今では消費者から
「おいしい野菜なら留蔵さん」とご指名が多くなっている
市内在住の横尾留蔵さん、白鷹町の有機栽培農家の大内文雄さんが
それぞれ安全で美味しい野菜づくりについてご自分の体験をご披露し、
これに山形県・西置賜農業普及課の大場伸一技術補佐からコメントを
加えて頂きより充実した講座になりました。

さらに市内伊佐沢地区を拠点として有機栽培など、
農と食を研修している佐藤仁敬(宮崎出身)さんから
東京都のど真ん中(世田谷区等々力)で、
消費者とのコミュニケーションを重視した独自の地域循環型農業を展開し、
農業の新しい試みに挑戦し成果を挙げている大平農場の実例紹介もあり、
市外からの受講者も含め40名近くの受講者に満足されていました。

なお、参加者からは次のような感想を頂いていました。
  
・農家の方が安全で美味しい野菜づくりのためにこんなに研究している話を聴いて
 私達もしっかり考えて選んで食べたいと思った。見学した畑は元気でした。

・子供にもっとよいものを食べさせたい。親も勉強です。

・土がこんなに大切で、健康な野菜がこんなに苦労して
 つくられていることを知り、もっと考えて買わないとと思いました。 
  
・こんどは、自分でも研究して野菜づくりをしてみたい。

・野菜を食べるということは、土を食べることなのですね。

・本格的な土づくりの話が聞けて良かった。








2006.07.13:rainbowコメント(0):[メモ/]

昨年6月開店した「NPO法人・レインボープラン市民市場『虹の駅』が、
7月1日に新店舗に移転しました。

旧店舗は、市内一番の商業地に立地しての1年間でした。
スーパーマーケットも近く、お年寄りや、自転車での買い物客も多く、
気軽に立ち寄って頂ける雰囲気が好評で、ようやく愛される虹の駅として
定着してきた時だけに、慎重に検討した結果の判断でした。

移転判断のポイントは、駐車場が狭く、利用者からの不満が出ていたこと。
加えて路上駐車の取り締まりが法制化されたこともあり、その対応に苦慮
していましたが、関係者のご好意により、新店舗に移転・オープンすることができました。

新店舗は、旧店舗の東南約400m先、国道287号沿い東側、
TASビルから南へ3軒先、「旧・森林組合の事務所・店舗」をお借りできました。

引越しは、6月29.30日の2日間、役員や多くの会員ボランティアにより
済ませ、7月1日に開店しました。

売り場面積もたっぷりで、これまで同様の事業が継続できますので、
大いに利活用していただきたいと思います。
なお、移転・オープニングセールは、7月8日(土)9日(日)の2日間、
お楽しみイベントを盛り込んで行いますのでぜひ、ご来店下さい!

新店舗のマップはこちらをご覧下さい

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住所:長井市館町北6-14(元 森林組合長井支所)
TEL&FAX:0238-83-3175
メール:rainbow-st@orchid.plala.or.jp
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新店舗全景


直売所売り場


引越し作業


 五月晴れの5月22日、借り受けた田んぼの一角で
近くの幼稚園児とその父兄による皆さんで田植えをしました。

 この企画は、市民農場が食農教育の場として農場を利用して
欲しいとの呼びかけにより実現したもの。
農場のボランティアから説明を受けたあと、一斉に田んぼに入りました。
最初は、怖がっていた子供たちも土の感触に吸い寄せられたように
はしゃぎながら泥だらけになって田植えを体験しました。
父兄のほとんども田植えは初体験。
終了後の話し合いでは食の安全にまで話が弾み、
有意義なひと時だったと参加者から感謝されました。

秋には収穫したお米で餅つきすることを約束しました。







農場は今イチゴの収穫最盛期。
連休も無く毎朝5時半からボランティアの皆さんによる
摘み取り作業が続いています。

摘み取ったイチゴは選別され、朝のうちに直売所に届けられます。
勿論、レインボープランの認証マークがついた「安全が売り」。
果汁たっぷりは「宝交早生」、山形県が作った「おとめ心」は
歯ざわりも甘さもある人気品種。
どちらも好天続きのあとが賞味抜群でお買い求めどきです。
太陽の恵みは偉大ですね。

さて、連休明けの7日、ミニトマトの最初の誘引作業をしました。
1本の苗をV字型に2本仕立てにする作業、
脇芽をかきとり麻紐に絡めてこれからの収穫作業をし易くする大切な作業。
初体験のボランティアは要領を飲み込むのに悪戦苦闘。
慣れないうちは、大切な枝を間違って掻きってしまうことあり、
ボランティアと言えども経営に結びつく
作業の厳しさに気を引き締めて取り組んでいました。

1昨年定植のアスパラガスがようやくすこしずつ
収穫ができるようになりました。
本格的な収穫は来年以降になりますが、
力強く伸びた生命力に感動しながら収穫作業を始めています。

5月に入り、キュウリの収穫も始まりました。
最近は、口コミで農場に直接お買い求めになられる市民が多くなりました。

イチゴ、アスパラガス、キュウリみんな収穫は早朝作業、
日が昇る前の収穫が作物の味を最高に引き出すコツ。
ボランティアの皆さんの早朝作業により、
安全で美味しい農産物を市民の皆様にお届けできるのです。


収穫最盛期のイチゴ




収穫が始まったアスパラガスとキュウリ


作業前のミーティング。
「収穫は、これまでの苦労の結果が消費者に届けられる
最後の作業になります」と。


イチゴは色付き、形の選別に苦労します。


選別、計量作業が一気に進められるが、消費者として
ボランティアの目が厳しくなる時でもあります。




4月5日、置賜総合支庁の案内で齋藤山形県知事に
「食の架け橋賞大賞」受賞を報告しました。

報告に出向いたのは、菅野芳秀レインボープラン推進協議会長、
若林和彦同副会長、同事務局長の松木幸嗣長井市企画調整課長ら。
平弘造県議会議員(長井市選出)、JA山形中央会の山村達也常務理事にも
同席して頂きました。

菅野会長から、架け橋賞創設の趣旨、受賞の対象となった
レインボープランの理念や活動状況、授賞式の様子などを説明、
知事からは、受賞のお祝いと今後の活動への激励のことばを頂きました。

さらに、知事は「レインボープランの取り組みを県の農業政策に活かせないか、
長井市の近隣自治体でも取り組めないのか」などと陪席の担当者に
話しかけられていたが、平県議が、「生ごみの分別など市民が
ここまで取り組めるようになるまでには関係者の並々ならぬ苦労の積み重ねに
よるもので簡単には取り組めないのではないか」など意見の交換となり、
予定時間を大幅にこえる貴重な報告となりました。




2006.04.20:rainbowコメント(0):[メモ/]