SZP2022

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  きのうの歌津隊、

   心地よい疲労感をともなって、

    充実した、美味しい、そしていつもながら温かいひとときでした。



   まず9時半頃到着すると、

    ちょうど今、隣の家でわかめの種付けをやっているから見学してみよう、

                              ということになりました。


    こんな感じです(体験するセーゴ)


   


    ロープをギュッとやって少しほどき、

     そこに小さなワカメの子どものようなものをはめていきます。

      本当はもっと小さいものを使うらしいのですが、

       今年は資材の調達がままならず遅れてしまったそう。



   その後は、女性陣はチューリップの植え付け(200個くらい)。

    あらかじめ栄樹くんが用意してくれた海沿いの一角に。

     色とりどりのチューリップが咲いたら、心がなごむことでしょう!


    あまった球根(100個くらい)は、寄木地区の仮設住宅に持っていったら

     とても喜ばれたようです。




   男性陣は、裏山の避難路整備。

    急斜面の階段づくりと、笹藪の開拓。

     汗だくになりながら、見事な避難路が完成しました!


    さらに、頂上から眺望のいいところへの観光路までプチ開拓。

     これももうちょっと整備すると、最高の場所になりそうです。




   お昼は、豪華浜定食+バタコさんのパン!(冒頭の写真)

    この写真にはサンマのヌタ酢味噌和え、と、

     おばあちゃん特製カブ漬けしか写ってませんが、

      アオサの刺身、名物ハット汁と炊きたてご飯があり、

       暖かい日差しの下で、最高のランチでした!



   午後は、川砂利で作る超重量級の土のうづくり。

    ホタテやワカメなどを吊るす際の重しなんだそうですね。



   必要数を聞いてびっくりしました。

   なんと、1万個!! えーーーーっ \(◎o◎)/!




   この日、二の腕をパンパンにしながら作った土のうは

                   多く見積もっても200個。





    1万個って・・・


    
    それほど、復興への道のりは険しい、ということを実感しました。




    収穫物が取れるまでは、収入は全くないのです。

    でもやること、必要物は山のようにある。




    それでも、我々のようなボランティアが来ると、

     何をおいても、「どうやって歓迎しようか?」

      っていうところから考えるのが高橋家。



    セーゴがボソって言ってました。

     「他のところでボランティアをすると

      大抵そこの人は『じゃあ、よろしくお願いします』

       って言って、一緒にはやらないですよね。

       高橋家はすっつぁん(父)も栄樹くんも一緒にやるし、さすがだなぁ。」



    


    これがウワサのホタテを吊るためのロープ。

     明日、北海道から稚貝が届いて、20人くらいで作業がスタートする予定。

      作業が本格的に始まることが、やっぱり復興の第一歩でしょうね。



    「そのサポートをしてくれたゾウプロメンバーには本当にありがたいの一言です」と母和子さん。



    風評被害がどの程度あるのか、

     実際海はこれからどうなるのか、

      そんな不安を抱えながらも常に前進、最善を尽くす高橋家。



    心から応援を続けていきたいですね。
2011.11.27:szp:count(8,058):[メモ/南三陸・歌津日記]
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