最上義光歴史館

最上義光歴史館
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雪の帽子と襟巻をした最上義光像


寒中の最上義光騎馬像 (いずれも撮影1/6)

 新年あけましておめでとうございます。当館では1月15日から企画展「シン・市民の宝モノ2026」として、「馬」をテーマに開催します。今回のテーマを馬としたのは、今年の干支が午であることはもちろん、最上義光が丙午生まれであることによるものです。市民の皆様から、ブロンズ像や武者絵、絵馬やハズレ馬券まで、馬にまつわる様々な出品をいただきました。是非ご覧いただければと思います。
 さて、ここで馬に関する山形ローカル話でも少々。
 当館のすぐ近くに初詣などでも賑わう豊烈神社というのがあり、幕末の山形藩主の水野家が祀られています。水野家祖先の忠元公の命日である10月6日には、神事として「打毬」が行われます。6騎の騎馬が紅白に分かれ、紅組は赤い毬を、白組は白い毬を馬上から網の付いた杖ですくい上げ、毬門の的穴に投げ入れます。ペルシャ発祥で平安時代に日本にも伝えられた競技で、英国の「ポロ」も起源は同じです。山形県指定無形民俗文化財で、他に宮内庁と八戸市の長者山新羅神社との3カ所だけに残っているものです。豊烈神社の打毬会場は狭い敷地ゆえ、馬を駆るにはなかなか大変なのですが、間近で観ることができ、親しみやすい実況中継もあります。
 また、山形県最上地方には「ムカサリ絵馬」というものがあります。絵馬は、神様への感謝や祈願として生きた馬(神馬)を奉納していたものが、土馬、木馬、そして木の板に馬の絵を描いたもの(絵馬)へと簡略化されたものです。「ムカサリ絵馬」は、結婚せずに亡くなった子供のために、親などが子供の結婚式を絵馬にして奉納するもので、江戸時代から続くものです。古い絵馬には当人だけではなく媒酌人などの立会人も描かれていましたが、近年のものはツーショットが主流とのことです。ただし、生きている人を描いたり名前を書いたりすると、その人もあの世に連れていかれてしまうとのことで、これはタブーとなっています。
 さらにローカルネタを続けますと、山形市の北方に隣接する天童市は、将棋駒の生産量日本一ですが、ここが発祥で「左馬(ひだりうま)」という縁起物があります。大きな駒に「馬」の字を左右反転して書いている縁起物で、「うま」を逆に読むと「まう(舞う)」ということで、めでたい、馬が人を引き寄せる(商売繁盛)、馬は左から乗ると倒れない(人生でつまづかない)などの意味があるそうです。新築祝いや開店祝いに贈られたりしているもので、大小さまざまですが、天童市内のラーメン屋、蕎麦屋などの飲食店には必ずと言っていいほど置いてあります。この「うま」を「まう」というのは、「ウゴウゴルーガ」と同じ言い回しといいますか、これは「ゴーゴーガール」のことですが、「おきらくごくらく」という意味があるとかないとか。
 一方、山形市の南方に隣接する上山市にはかつて、上山競馬場という地方競馬場がありました。1935年から競馬が開催され、1958年に上山市が運営するようになりました。高度成長期は地元温泉とともに活況を呈し、バブル景気の1980年代最盛期を迎えました。上山市の財政はこれで、県内一といっていいほどに潤い、実際、市立小・中学校の校舎や設備などは、山形市などとは比較にならない立派なものでした。しかしバブル崩壊後、地元温泉などの観光不振による歳入減で財政的な危機に陥り、競馬場自体も存続困難となり2003年11月に終了しました。
 上山城郷土資料館では1月12日(月・祝)まで「かみのやま競馬関係資料展」が開催されています。上山競馬の初開催から90周年を記念した企画展で、上山競馬場の往時の写真や騎手のウェア、思い出の品々など約100点が展示されています。好評につき会期が当初予定より1か月以上延長されました。
 上山競馬場をロケ地にした映画・TVなどポスター類も展示してあり、そこに「喜劇競馬必勝法」という映画のポスターがあります。1967年に東映が送り出た作品で、ちょうど60年程前、世の中はギャンブルブームだったそうで、それに乗じてシリーズものとして企画されたそうです。主役は谷啓と伴淳三郎、その他もオールスターばかりで当然のようにヒット。その後のシリーズ作品では、谷啓と伴淳三郎は役柄を変えながら出演しました。そしてシリーズ三作目となるのが上山競馬場を舞台に製作された「喜劇競馬必勝法一発勝負」(1968年)です。谷啓が競馬場所長、伴淳三郎が嘱託獣医、大橋巨泉がペテン師を演じ、つまりは「ガチョーン」と「アジャパー」と「ウッシッシ」が上山競馬場で一堂に会する作品というわけです。出演する女性俳優も、橘ますみや杉本エマという知る人ぞ知る魅惑的なキャスティングであります。
 上山競馬場で個人的に思い出すのは、私の祖父が亡くなったとき、束になった大量のハズレ馬券が茶箪笥の引出し一杯に見つかりました。遺産らしきものがなかったのはこれかと。見事な終活とも言えるのかもしれませんが。それにしても普通、ハズレ馬券というのはとっておくものなのでしょうか。


(→館長裏日誌へ続く)
《2025年12月の利用者アンケート集計結果》

 この集計結果は令和7年12月2日から同29日の間に入館した利用者を対象に行ったアンケートを集計したものです。

常設展示  (12/2 〜 12/29)
開館日数・・・・・・・・・・・・・24日間 
入館者数・・・・・・・・・・・・・1,486名
回答者数・・・・・・・・・・・・・15人


1.歴史館をどこで知りましたか??
(1)旅行雑誌・・・・・・・・・・・・・・・・7%
(2)歴史館のホームページ・・・・・・・・・・0%
(3)インターネット・・・・・・・・・・・・・27%
(4)新聞・テレビ・ラジオ等・・・・・・・・・0%
(5)広報やまがた・・・・・・・・・・・・・・0%
(6)知人から聞いた・・・・・・・・・・・・・0%
(7)以前から知っていた・・・・・・・・・・・27%
(8)観光案内所 (駅など)・・・・・・・・・・・7%
(9)通りがかり・・・・・・・・・・・・・・・13%
(10)その他・・・・・・・・・・・・・・・・・20%

2.歴史館の入館は何回目ですか??
(1)はじめて・・・・・・・・・・・・・・・・83%
(2)2回目・・・・・・・・・・・・・・・・・17%
(3)その他・・・・・・・・・・・・・・・・・0%

3.ご覧になられた感想
3−1内容はいかがでしたか??
  �‖臺僂茲�った・・・・・・・・・・・・・80%
  �△茲�った・・・・・・・・・・・・・・・13%
  ��ふつう・・・・・・・・・・・・・・・・7%
  �い弔泙蕕覆�った・・・・・・・・・・・・0%

3−2最上義光と最上家について??
  �,茲�わかった・・・・・・・・・・・・・73%
  �△錣�った・・・・・・・・・・・・・・・27%
  ��わからなかった・・・・・・・・・・・・0%
  �い匹舛蕕箸發い┐覆ぁΑΑΑΑΑΑΑΑΑΓ亜�

3−3施設内容について
(1)また来館したいですか??
  �,泙人茲燭ぁΑΑΑΑΑΑΑΑΑΑΑΑΑΓ坑魁�
  �∈2鵑里澆任茲ぁΑΑΑΑΑΑΑΑΑΑΑΓ掘�
(2)人に来館をすすめますか??
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  �⇒茣曚鬚垢垢瓩覆ぁΑΑΑΑΑΑΑΑΑΑΓ亜�

4.ボランティアの案内はいかがでしたか
  �,茲�わかった・・・・・・・・・・・・・33%
  �△錣�った・・・・・・・・・・・・・・・25%
  ��ふつう・・・・・・・・・・・・・・・・0%
  �い弔泙蕕覆�った・・・・・・・・・・・・0%
  �グ篤發魄様蠅靴討い覆ぁΑΑΑΑΑΑΑΑΓ苅押鵝  �

〜利用者の声〜

福島県福島市 女性/50代
無料でこれだけの館はすばらしい。前回案内してくれた(ボランティアの)人がいなかった(ので、案内を依頼していない)。

山形市 男性/10代
最上家のことがたくさんしれるから(人に来館をすすめる)。

山形県南陽市 男性/40代
(ボランティアの)わかりやすい説明、ありがとうございました。

東京都 男性/30代
義光公の業績は、もっと知られるべき。嫡男義康公や義親公についての内容を充実させてほしい。

埼玉県飯能市 女性/40代
伊達と上杉とのつながりがよくわかった。(ボランティアが)やわらかく、自然で知識豊富。

東京都 男性/10代
ボランティアさんの説明がとても面白く分かりやすかったです。

山形市 女性/10代
楽しく義光のことを知れるから(人に来館をすすめる)。

山形市 女性/10代
よしあきのことを楽しみながらたくさんしれる、山形のれきしをしれるから(人に来館をすすめる)。

山形市 女性/50代
かぶと。あと、長谷堂城とセットでみておくべき。山城と直江本陣との位置関係、なぜかじょうといわれるのかをもっと前面にだしたらよいとおもう。

栃木県足利市 男性/10代
とても良いから(人に来館をすすめる)。(ボランティアが)最上家のことをいろいろ教えてくれたので(大変よかった)。

静岡県裾野市 男性/50代
最上家について詳しく知ることができる。初耳の話や戦いについてわかりやすい。

宮城県多賀城市 男性/40代
ボランティアさんのお話がすばらしかった。子ども達をつれてまた来たいです。

茨城県ひたちなか市 男性/40代
無料なのにきれいでいろいろな資料がある。案内がすばらしい。(ボランティアの)説明がとてもわかりやすく親切だった。入館料1人500円くらいはとってもいいと思います、今年最後にとても良い思い出ができました。ありがとうございました。

※当館サポーターの個人名は「ボランティア」または「ボランティアさん」に変更しています。